線路沿いの三角形の敷地に建つ住宅。
道路に対して開放するのは覚悟がいるが、線路に対しては...列車が通る音、振動は免れない。視
線はおそらく気にならない。
であれば動く景色として線路に開くことは意外と簡単に受け入れられた。線路敷の境界線からこの建
物は、5cmしか離れていないが実際線路までには、砂地があり、菜の花が咲きほこり、時折列車が通
る庭である。
三角形の敷地に対しては雁行させることが庭(線路)に対して、広く開けることから決定している。二階
の個室部分も庭(線路)に対して開いていて、唯一庭(線路)に面していないセカンドリビングも階段・
吹抜スペースを通して庭(線路)とつながっている。