海沿いの家 O19 private residence
敷地の北側は瀬戸内海が広がっているのだが、一階部分は防波堤で海は見えないためにLDK、
客間を二階へ計画する。一階は玄関入って右手(北)に収納、水回り、寝室、左手(南)にらせん階段、
便所、子供室と奥へ行くにしたがってプライバシー度の高いものを配置している。
二階は、独立した客間(和室)と海に面したテラスと一体になったLDKにて構成している。テラスは、海
に向かって完全に開くのではなく、上部にボーダー(梁)を通し風景をフレーミングすることで自然と距
離をとることで、日常的なよくある見慣れた景色となることを防いでいる。このことがこの家で確信した
かった建築的手法である。